雷には驚くけれど布団をかぶって隠れるほどではない
いやぁもう、もの凄い雨だった。
ゲリラ豪雨だ。
稲妻は天を真っ二つに割くように走り、「バリバリバリ」「ガッシャーン!!!」と雷鳴が続いた。
子供の頃、祖母に外で雷がが鳴ったら金物は全て、傘はもちろんヘアピン1本でも外して捨てなさいって言われていた。
田舎で畑仕事をしていた男性の鍬だか釜だかに落ちて亡くなったそうだ。金属はダメ、絶対に危険。しつこいくらい言われ続けていた。そのせいか、大人になっても外で鳴り始めたら緊張が走る。どこかに避難するから何も捨てないけど。
さすがに近くで雷が鳴ると飛び上がるほどびっくりする。だけど家の中でなら平気だ。窓の外の変化をずうっと眺めていられる。
母の友人に雷がとても苦手な女性がいる。
ある時ちょうど我が家にいるときに雷が鳴り出した。たちまち表情が引きつってきて、「バリバリガッシャーン!!」と落ちた瞬間、部屋の隅に飛んでいき、頭を抱えて小さくなっていたのだ。「大嫌い」だと聞いてはいたが、まさかこれほどとは思わなかった。
自宅では雷が収まるまで布団をかぶってやり過ごすらしい。なかなか大変だ。
雷が怖い人は聴覚が優れているんじゃないかって考えているんだけど、違うかなあ?
金のなる木。
普段はあまり水やりしないから、久々に潤って喜んでいるかもしれない。
雷が鳴ったから明日辺り梅雨明けかなあ。