金木犀の香り
スカッと晴れて昼間は暑いくらい。
数日前にホットカーペットで暖まり、カイロを貼っていたのが嘘みたい。
ようやく近所の金木犀が咲き始めた。
金木犀も虫に食べられて葉っぱがギザギザ。
こちらは10月3日の葉っぱも綺麗な金木犀。
一度咲き始めたものの、寒さのせいか一旦咲くのを止めてしまったのだ。
それから10日も過ぎて、今日はたくさんの花を咲かせていた。
そこらじゅうによい香りがするのもあと少し。
金木犀といえば、
中学生の頃、同級生が部活の後輩といい感じの仲だった。彼氏、ではなかった。
ある時、その男子学生が、同級生のために金木犀の花を集めてきたのだ。
可愛い“年下のおとこのこ~”が、金木犀の花を集めてきたいきさつはわからない。聞いたはずだけど、記憶にない。
ただ、その光景を激しく羨ましく思ったのは確かで、いまだに金木犀が咲くと思い出す。
いきなりだけど、妄想。
突然姿を現した彼は、驚いているの彼女の目の前に両手を差し出した。
その両手には、こぼれそうなほどの金木犀の花が甘い香りを放ちながら包まれていた・・・。
こんなシーンを見たい。
中国史劇ドラマで見たい。
そうだなあ、彼はマー・ティエンユーか
「楚喬伝」序盤の燕洵のショーン・ドウ。
復讐とか考えていない頃のね。
なんのことやら ・・・笑