壊れた掃除機が動き出す
年末に突然掃除機の動きが止まった。音が変とか、吸い込みが悪いといった前触れもなかった。
その日ガラスのピッチャーを割ってしまった。手で拾える破片を拾ってからコロコロ粘着クリーナーで欠片を集めることを繰り返した。そして掃除機をかけている最中のことだった。掃除機が「ガラスなんて吸わせないでよ」と全力で拒否しているようにパタッと停止した。
その時私自身がイラついていたので、自身のマイナスのエネルギーが引き起こしたことかもしれないとも思った。コンセントの抜き差しをしても、取説にそってお手入れしても動かなかった。
それから「直っているかも」と淡い期待を抱きながら、数日ごとに電源を入れてはガッカリすることを繰り返した。もう諦めて家電量販店に見に行こうか、でも今人混みに行くのは嫌だなーなんて思いながら2週間も経ってしまった。
ここ数日は多肉植物も凍る冷たさだった。
慣れない寒さは本当にこたえる。
12月に買ったアネモネは2番目の花が咲きそうで楽しみ。春の花だと思っていたけど、外でも平気、耐寒性があるみたい。
今日は昨日より気温が4℃ほど上がり、陽が射したおかげで凍ったプランターの土がようやく溶けてくれた。私自身の寒さで縮こまっていたからだと気持ちが解凍されかのようだった。そんな、ちょっといい気分で掃除機の電源を入れてみたら、なんとまあ動いたのだ。95%諦めていたからびっくりしたけど、嬉しかった。
ありがたいことです。これまでより丁寧に大切に使います。