なんかいい感じ。

いろいろある毎日だけど、いい感じ、を見つけていこう。

「珈琲いかがでしょう」を見ている

「珈琲いかがでしょう」を見ている。

なんだろう、このドラマすごく好き。中村倫也が出るから見よう、そんなんじゃなかった。だって彼を見たのはCMと「相棒」「遺留捜査」と「岸辺露伴は動かない」くらいで、まだそこまでいってない。

原作を読んだわけでも、特別に珈琲好きでも、深夜ドラマに注目しているとかでもない。なんとなく気になったので初回を録画したら、その物語が自分に重なる部分もあって、沁みて、特別に楽しみなドラマになった。なんか見ていて心地がいいドラマで、珈琲が丁寧に淹れられる工程を見るのも楽しい。自分がせっかちで雑なだけに惹かれるのかも。青山さんの穏やかな話し方も声も微笑みも落ち着く。素敵よね。私の心にもふっと入ってきて欲しい。


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特別珈琲好きじゃないけど、若い頃から珈琲専門店で飲むコーヒーは好きだった。スタバとかドトールじゃなく、いわゆる喫茶店。落ち着いたインテリアで雑誌や新聞が置いてあり、珈琲の種類によってカップウェッジウッドだったりミントンだったり、アラビアだったり、店のオリジナルだったりして、「本日のおすすめ」や「2カップサービス」なんかがあるようなお店。新型コロナが騒がれ出した去年2月から行ってないけど。いつになったら行けるかな。そんな気分になるかな、わたし。

うんと若い頃、ひとりで飲食店に入れなかった頃、数少ないひとりで入れるお店のひとつに、珈琲をサイフォンで淹れてくれるワッフルが美味しい喫茶店があった。カウンターに座り渋いおじさんが珈琲を淹れる様子を見るのが好きだった。アイスは水出し珈琲で、ガラスの容器の中でポタポタ落ちている様子もずっと見ていられた。
繁盛しているお店で慌ただしいはずなのに、おじさんも含めてカウンターの中では時間がゆっくり流れていた。考えてみると昔から私は手間隙かけてとか、丁寧とかゆっくりとか、穏やかなことに惹かれるのかもしれない。