なんかいい感じ。

いろいろある毎日だけど、いい感じ、を見つけていこう。

「珈琲いかがでしょう」に触発されて

普段家で飲む珈琲はドリップバッグのもの。カップにのせてお湯を注ぐだけのん。インスタントコーヒーは味が好きじゃないから自分では飲まない。
ドラマ「珈琲いかがでしょう」を見ていて、どうしても自分で淹れたくなって、久々に粉を買った。拘りはないので生協のお買い得品だけど。

ちょっとウキウキしながら、さあ珈琲を淹れるぞって段になり、自宅に残っているはずのペーパーフィルターが無いことに気がついた。ずいぶん長い間淹れてないもんなぁ、さて、どうしよう。そうだ、ネルフィルターがあったっけ。思い出してネルで淹れることにした。

でも、細口のポットを持っていないので、上手にお湯を注げない。粉の上にそっとふっと注いで蒸らしたいのに。真上から細くそっと注ぎたいのに。
家にあるヤカンや電気ケトル、急須に移して注いでもドバッとこぼれるようにしか注げない。そうしながら久しぶりに淹れたドリップ珈琲は味が薄かった。

さて、どうしよう。どうすればうまく淹れられる?ドリップしたい気持ちはいつまで続くかわからない。ドラマが終了したら気持ちが冷めるかもしれないし、すぐに細口ポットをポチるのは危険。

そういえばと思い出したのが「土鍋珈琲」。粉を漬け込んでネルで濾す方法。「浸漬法」というらしい。昔オンラインでお礼に贈る粉を買った百合珈琲という店のサイトで見たのだ。

特別な道具はいらないその方法で淹れてみた。適した土鍋はないから厚い陶器の急須を利用した。


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1.急須(本来は土鍋)にコーヒーを12グラム入れる
2.180ccの沸かしたてのお湯を入れる
3.4分間じっと待つ


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4.ネル(茶漉しでもいいらしい)で漉す
5.温め直す


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出来上がり。

とても簡単。そしてなかなか美味しく淹れられて、いい感じ。これなら細口ポットはいらないし、技術がなくても淹れられる。しばらくはこの方法できまり。

興味があれば百合珈琲で検索してみて下さい。動画もありました。


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こんな私だけど、初めてのアルバイト経験は母の友人が営む小さな喫茶店でした。その店は一度に5杯分ドリップしておき、オーダーが入ると温め直して出していた。場合によってはお客さんは1時間くらい前にドリップした珈琲を飲まされていたってわけです。アメリカンはお湯で薄めていたっけ。私が淹れた珈琲はさぞ不味かっただろうなって思います。