お母さん、あの帽子どこへいったんでしょう
「お母さん、ぼくのあの帽子、どこにいったんでしょう」これ、若い人は知らないだろうなあ。
20年くらい前にふらっと立ち寄ったデパートで、イベント出店していた帽子作家さんの作った帽子を買った。
茶色のフェイクレザーの帽子で内側は黄色ベースのチェック生地で、素敵な帽子だった。自分によく似合ってお気に入りだったのに、いつのまにかなくなってしまった。
どこかに忘れた記憶もない。お気に入りだったから、忘れたりなくしたなら大騒ぎしていたはずだ。なくして探した記憶や悔やんだ記憶もないのだ。押し入れの中で布団の下敷きになってるかもって、探したことは覚えている。
帽子が好きなのに、頭がでかい私は帽子選びに苦労している。帽子のことを考えたり、お店で物色するたびに、あの、茶色の帽子のことを思うのだ。どこにいったんだろう。
実物を見たことがないけど、何年も前から岡山県の石田製帽の帽子が欲しいと思っています。
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