リリーの桃缶
桃が好き。
数十年ぶりにリリーの桃の缶詰を食べた。
大久保種の国産白桃の2つ割のものが3つ入っていた。たしか特価で398円だったから、ひとつが130円、高い。
だけど期待したほどの味ではなかった。シロップの甘さが邪魔だった。ミックスジュースに使うと美味しいのかもしれない。ゼスプリのゴールドキウイが130円くらいする。同じ130円ならキウイの方が満足感が大きい。
リリーの桃缶には白桃のもちづき種というものもあり、こちらも食べてみるつもりだけど、安い黄桃が一番口に合うのかもしれない。缶詰じゃない桃が食べたいなあ。
そうそう、桃といえば、思い出すのが「わたしの人形は良い人形」という大変怖い漫画のこと。作家の中島らもが「めちゃくちゃ怖い」と紹介していたので読んでみたら相当怖かった。その漫画の中で超絶恐ろしくしつこい人形から逃れるために、ピーチパイを投げつけるシーンがあった。桃は魔除けになるんだとその時に知った。いや、本当に魔除けになるかは不明だけど、厄除けになるっていうよね?
当時の私はその漫画に再び手を付けてしまうことを恐れ、新聞紙でぐるぐる巻きにして押し入れの奥につっこんだものだ。その後は読みたいという友人にあげたが彼女にしたらそれほど怖い作品ではなかったらしい。恐怖の度合いも人それぞれ。数十年経ったいま読んでも怖いと思うんだろうか。多少興味はあるけれど、絶対に手は出しません!