ナンキンハゼの果皮を踏むと気持ちいい
地上に落ちたたくさんのナンキンハゼの果皮たち。果皮なんて言ってみたけど、普段は“実の殻”って言っている。
ナンキンハゼがいま、とても綺麗なのだ。
紅葉も始まったばかりで、色鮮やかで目を引く。
緑色の実が黒色に変わって、はぜて白い実が現れる。はぜるは爆ぜる。果実が熟しきって裂けること。中国原産の爆ぜる樹だからこの名前なのかな。
地上に落ちていたのは白い実を覆っていた黒い果皮で、踏みしめるとジャリジャリと気持ちのよい音が鳴って、ちょっとやみつきになる。
この白い実だけで作ったクリスマスリースが売っているけど、なかなか可愛いのだ。こうして書いていたらクリスマスリースを作りたくなってきた。
数年前なら近所でドングリや楓の実を拾えたんだけど、宅地になったりで素材集めが難しくなってしまった。買えよって?だって高いし、拾い集めた方が形が色々で可愛いと思っている。
話はかわるけど、大阪駅前の「ど根性大根」が何者かに抜かれてしまった。多くの人がこうなると思っていたんじゃないかなあ。
ニュース番組で取り上げるからお調子者が引っこ抜きに行って、こんなに早くに抜かれちゃうんだよ。
例えば抜いた人には体の弱い家族がいて、たくましく生命力溢れる「ど根性大根」を食べさせれば病が治ると信じて、悪いと思いながらも抜いた、とかじゃないよね。
そんな事情ならまあ、理解しないでもないけど。
自宅で植え替えて育てているとも、糠漬けにして食べているとも思えない。きっとそこらにポイっと放っておかれてそうで、残念だ。
代わりにワケギが置いてあったってのもなんだかなー、ふざけ過ぎ。
とかなんとか言う権利も何も、私にはないんだけどね。