でっち羊羹を作った
でっち羊羹と芋羊羹を作ってみた。
どちらも寒天ではなくゼラチンを使った。家になかったから。
芋羊羹は少し柔らかかった。次は水を減らしてかために作ろうと思う。
でっち羊羹の見た目は悪いものの、なかなかうまくいった。あっさりした甘さでふるふると美味しくできた。
でっち羊羹の名前の由来は諸説あるけど、私が聞いていたのは、でっちどんが練り羊羹を作ったあと、鍋の縁に残った小豆に水を足して自分達が食べる羊羹を作ったってもの。
一生懸命働いた後のささやかな楽しみで、さぞ美味しかったことだろう。
小学生の頃に悪さをすると父親に「でっち奉公に出す」と言われたもんだ。悪さっていっても、食事中に肘をつくとか靴を揃えないとかそんなん。今考えると、とても行儀がなっていない。怒られても当然だ。
中1の頃までは公立高校に入れなければでっち奉公に出されると思っていた。その頃世の中は奉公に出るような時代ではなかったろうに(知らんけど)、純粋だった私は信じていたし、同じことを言われている友人もいたからね。
そういえば「あっちこっちでっち」というテレビ番組があったっけ。