祖父が編み物好きだった、らしい。

久しぶりの編み物が楽しいってのに、手元には糸がなくなってきた。この時期人混みへの外出は控えているから手芸店には行きたくない。それで昔編んだけど使っていない巾着袋などの小物をほどいた。

ほどいてチリチリになった糸は、スチームアイロンを浮かしぎみにかけたらうまくいった。

こんなん。

春夏の糸でリネンとかコットンとか。お気に入りばかりです。どれも少しずつしだから、また巾着袋かポーチを編むことになりそうだけど、見ているだけでちょっと楽しい。

一度は距離を置いた編み物だけど、いまはしみじみと編み物が好きなんだなーわたし、って感じている。

母が言うには明治生まれの母方の祖父が編み物をしていたらしい。私が生まれる前に亡くなっていたので、会ったことがないんだけど、セーターを編んだり、祖母に棒針編みを教えるくらい得意だったらしい。

母は若い頃に機械編みをしていたし、叔母は鍵針編みが得意で、服ややレース編みのテーブルクロスをせっせと編む、とにかく何かを編んでいたい人だ。

私は器用ではなく下手っぴーだけど、編むことが好きなのはDNAの影響かもしれない。

今朝も冷えた。

夜のうちに少し降ったみたいでうっすら雪化粧の朝でした。