昨夜見た夢のこと

昨夜の夢には、とうの昔に亡くなった父が出てきた。階段ですれ違うだけで会話は交わすことはなかった。
父は定期的に夢に出てくる。昨夜の父は40代くらいかな、若く、洒落たスーツを着て黒髪をオールバックにしていて、とてもかっこよかった。生きている間には見たことがない姿だった。かっこいいなんて言葉とは無縁の人だったのだ。

写真があるから顔を忘れることはないけど、動画や音声がないせいで、もう声なんて忘れてしまい、思い出せない。声は高かったか、低かったかさえ。

イキシアの白い花が咲いた ^^

私は渡瀬恒彦さんの出演したドマラに好きなものが多く、再放送が多いこともありよく見ている。「十津川刑事」「北アルプス山岳救助隊」「おみやさん」「世直し公証人」「タクシードライバーの推理日誌」・・・ケーブルテレビでは多くの作品を見ることができる。だから渡瀬さんがこの世にいない気がしない。

そしていつも、渡瀬さんのご家族は会いたいと思えばいつでも会えて、いいなあって思うのだ。顔も声もしぐさもずっと覚えていられるなんて羨ましい。

渡瀬さんが亡くなって数年だから、まだ辛さ悲しさが呼び起こされるだけかもしれない。でもいつか、このドラマのときはあぁだった、こうだった、なんて笑って懐かしむことができるだろう。いいなあ。

ユキノシタの花も咲いている。

小さくなクリオネのようでもあり、妖精のようでもあり、かわいい。

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